世界コンテナ運賃指数が急落中、欧米景気は一気にリセッションへ

世界銀行は「来年、世界3大経済圏の欧米中はすべてリセッション(景気後退)に入る」と予測した。

ここアメリカでも、全世帯の6割の家賃支払い滞納、クレジット・カードでの決済の急増など、景気の悪化は急速に進んでいる。

世界の景気動向を先駆けて示すと言われている世界コンテナ運賃指数は、40フィートコンテナ当たり、年初10,000ドル近くあったコンテナ料金が、10月には2,000ドル台に近づいている。70%ー80%の急落だ。

コロナ禍、世界全体で停滞した経済が去年から一気に稼働を開始し、サプライ・チェーンが分断されたことで世界中でコンテナが逼迫し世界コンテナ料金は急騰したのは事実。しかし、世界的なインフレが起こり、景気は一気に後退している。

特に上海と米国を結ぶ航路のコンテナ価格が急落している。

(以下、東洋経済 10月14日号抜粋)

中国発欧米行き「国際コンテナ運賃」急落の背景

10月はピーク時の7~8割安、海運大手も赤字に

中国と欧米を結ぶ国際コンテナ航路の運賃が急落している。上海航運交易所が発表する上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)は10月14日時点で1814ポイントと、2022年初めの水準から7割も下落。例年なら10月はコンテナ業界の繁忙期であることを考えると、尋常ではない落ち込みぶりだ。

航路別で運賃下落が最も大きいのは、上海と北アメリカの西海岸を結ぶ路線だ。10月中旬時点の運賃は40フィートコンテナ1本当たり2097ドル(約31万円)と、2月につけた最高値の8117ドル(約119万円)から8割近く下落した。上海とヨーロッパを結ぶ路線でも、運賃はピークから7割近く落ち込んでいる。

運賃急落の直接的な原因は、欧米市場の需要低迷にともなう輸送量の減少だ。コンテナ船の運航収支はすでに損益分岐点を割り込んでおり、海運会社は大幅な減便による運賃下支えを余儀なくされている。

東洋経済オンライン

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