(マクロンは米国がウクライナ紛争を利用し儲けていると非難)
(シカゴ発 10月25日オフィス・ファウンテン発信)
(以下、ファーストポスト10月23日記事参照 ファウンテン・メディア・チーム 横田律子 山中泉)
米国は、ヨーロッパヘの最大の液化天然ガス(LNG)輸出国として大きな利益を上げている。
以前はロシアがその座にいたが、プーチンが西側の経済制裁への報復としてヨーロッパへのガス供給を止めたため、EU全域をかつてない危機が襲うことになった。
エネルギー価格は高騰し、天然ガスの量は不足。冬に向けてエネルギーを配給制の導入を始め、産業界は最悪の打撃を被っている。アメリカは、EUへ手を差し伸べているが、それは恩情からではなかった。価格を割引するわけではなく、ヨーロッパの惨状を利用して一儲けしている。それにフランスとドイツは激怒している。
特に、フランスのマクロン大統領は激怒。アメリカにとって重要な同盟国であるフランスは、LNGに関してアメリカはヨーロッパを息絶え絶えの状態にしていると非難。この金曜、「アメリカの”ダブルスタンダード”なエネルギー政策によってヨーロッパが高い価格で天然ガスを買わされている。」と語った。
「アメリカは自国の利益を考えて政策行っているが、ダブルスタンダードだ。」それだけではない。「米国は国内で、一部のセクターには80%もの州の補助金が入っているが、欧州では禁じられている。
もはや「(大西洋間)貿易の不均衡の問題だ。」マクロンはその前にも、「アメリカとノルウェーは、地政学的優位ポジションによって“巨万の富”を得ている」と指摘していた。
フランスの財務大臣のブルーノ・ルミエールは以前議会で、「ウクライナの紛争によってアメリカのエネルギー独占やヨーロッパの衰退を招くことはあってはならない。アメリカは、LNGを本国の価格の4倍で販売しており到底容認できない。」と語っていた。
フランスだけではなくドイツも同じ調子だ。ドイツの経済大臣ロバート・ハベックは、アメリカを含むLNG輸出国を、ドイツとヨーロッパ全土が苦労をしているときにガスを高価格で販売していると非難。
「友好国でさえも“天文学的な”価格をつけているケースがあり由々しき問題である」「アメリカは、自国の石油の価格を必死で下げたい時にはEUの備蓄に頼ったのに、ヨーロッパが連帯して闘おうとしている時にアメリカは不在だ。」