ウクライナの背後で突如対話を始めた露と米国。露ウク戦争終結の兆しか?

(シカゴ発 10月25日オフィス・ファウンテン発信)

ファースト・ポスト 10月24日記事参照 ファウンテン・メディア・チーム 安達裕子 山中泉)

米露間で、高官レベルの実質的な対話は、過去数ヶ月間行われていなかったが、突如両国間での対話が頻繁におこなわれるようになった。

それは、外務相同士の対話ではなく、ワシントンとモスクワの国防長官が対話を開始した。また、両軍のトップ同志の対話も同時に開始した。

金曜日に米国防長官ロイド・オースティンはロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣と電話会談を行った。モスクワ当局は、会談の内容は「ウクライナ情勢を含んだ国際安全保障の問題について」だったと明らかにした。

これは、今年の5月にオースティン国防長官がロシアに対しウクライナへの即時停戦を求めた電話会談以降、初めてのこと。

しかし今回の電話会談で停戦要求はおこなわれなかったらしい。

この電話会談の後、米国防総省広報官パット・ライダー准将は「米国は常にロシアとのコミュニケーションの扉を開いている」と語った。

また、オースティン国防長官とショイグ国防大臣は日曜日にも2度目の会談をし、フランス、イギリス、トルコなど他のNATO諸国とも対話を増やしていくことをロシアが希望していることを確認した。

さらに、露ショイグ国防大臣とフランスの国防大臣は会談で、ロシアは「急速に悪化しているウクライナ情勢を協議した」と伝えている。

ロシア国防省は、ショイグ国防大臣がフランス、トルコ、イギリスのカウンターパートに対し「ウクライナが自国内で放射性爆弾(ダーティボム)を使用し、ロシアがやったと非難する可能性がある」ことについて話したと伝えている。

また、アメリカ・ロシア両国の軍幹部が電話で「キエフ(ウクライナ政府)が放射性爆弾を使う可能性がある」ことをロシア政府が懸念していることを協議したと発表した。

月曜に、露軍参謀総長ヴァレリー・ガリシモフと米統合参謀本部議長のマーク・ミリーが電話会談した。

米統合参謀本部スポークスマンのデイヴ・バトラー大佐はこの会談について、「安全保障の懸念事項について議論し、コミュニケーションを続けていくことで合意、また過去の慣例に則り、具体的な議論の内容は非公開」と語った。

モスクワ、ワシントン、その他西側諸国の政府高官の間のコミュニケーションが突如頻繁におこなわれるようになったことは、ウクライナの放射性爆弾使用の脅威が現実味を帯びていることを示している。米露両政府はウクライナの背後で交渉を続けているのか?

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