「トランプが投票、公認候補の結果を待つ」ウォールストリートジャーナル11月8日号
(シカゴ発 11月8日 ファウンテン・メディア・チーム Yuko Adachi 山中泉)
(以下、WSJ参照)
上院、下院、州知事、州議会はどちらが支配するのか。有権者は最後の投票を行うために投票所に向かっている。
月曜の夜、今回の中間選挙で30回目となるオハイオ州での集会の終わりに、ドナルド・トランプは3度目の大統領選出馬の意向を再び示唆し、有権者が投票すべき共和党候補の名前を読み上げた。
その中にはジョージア州知事のブライアン・ケンプの名前もあった。
2020年の大統領選の結果への異議申し立てを拒否したケンプを非難し続けていたが、ケンプを支持する意向を示したのだ。
また、トランプは先週末にフロリダ州知事ロン・デサンティスを「ロン・デサンクティモニアス(聖人ぶった)」と揶揄していたが、支持する候補のリストにはデサンティスの名前もあった。
共和党は議会と州選挙で大勝利を収め、ケンプ、デサンティス両氏は楽勝すると予想されている。トランプは、有利な状況を作ったことを評価したのだろう。トランプは、依然として2020年の大統領選について言及しているが、側近は中間選挙におけるトランプの役割は、将来に向けた共和党のポジションを確立することだと言う。
トランプは火曜日の朝、フロリダ州パームビーチでメラニア夫人と共に投票したあと、「とてもエキサイティングな凄い夜になるだろう」と語った。また自身が共和党の「キングメーカー」なのかと記者に問われたトランプは「合っていると思う」と答えた。
トランプが公認する330の候補者のほとんどは当選すると見られているが、アリゾナ州のブレイク・マスターズ、ペンシルベニア州のメフメト・オズ、ジョージア州のハーシェル・ウォーカーといった上院の候補者は接戦で、もし負ければトランプの共和党内の地位に影響する可能性がある。
7人の候補者の中から予備選で勝ち抜いたオハイオ州上院選のJ・D・バンスへの公認は功を奏したようで、世論調査では共和党がリードしている。また、トランプは、アリゾナ州知事選で僅差のリードを保っているカリー・レイクを強力にバックアップしている。
トランプ公認の候補者のうち、落選しそうなのはアラスカ州上院議員候補のケリー・ツィバカだ。アラスカ州は予備選の得票上位4人が本選に進む制度で、ツィバカは現職の共和党リサ・マカウスキーと対峙する格好だ。これは、現職マカウスキーを応援する共和党上院院内総務のミッチ・マコーネルとトランプの代理戦争とも言える。もし共和党が上院の過半数を取れば、マコーネルは自身の存在を前面に押し出してくるだろう。
トランプは50回の資金集めのイベントを行い、全国共和党上院委員会と全国共和党下院委員会のために資金を集めた。広告トラッキングによると、最近設立されたMake America Great Again委員会は、最後の追い込みで1600万ドル(20億円)以上を広告に費やしたとみられている。
