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トランプ暗殺未遂後、アメリカ主要メディアがシフト中


米主要メディアの90数%はバイデン民主党の一派であり、民主党と一緒になり、トランプをヒトラーに例え独裁者だと非難してきた。

民主党は傘下の司法省を武器化し、トランプを4件の起訴90件の罪状で牢獄に入れようとした。ニューヨーク州地方検事はトランプの会社に巨額の追徴金を課しトランプを破産に追い込もうとした。民主党が多数派を握る各州ではトランプ票の無効を画策していた。大義名分は1月6日議事堂騒乱事件でトランプは支持者を焚きつけ”反逆罪”を主導したと主要メディアと一斉にこのストーリーを作り上げた。

前述の4件の起訴はすべて今年の初めから本格化する共和党予備選に当たるように仕組まれていた。トランプは裁判所と各州での集会の間を行ったり来たりとなった。すべては仕組まれた選挙妨害だった。

主要メディアは、トランプは民主主義の破壊者、敵、デーモンとして描き、多くの民主党議員は「トランプの顔を殴りたい(Punch his face )」とテレビで堂々と発言していた。つまり民主党議員は「暴力を煽っていた」のだ。トランプが暴力を煽っていたのではない。民主党が暴力を煽っていたのだ。だが主要メディアはまるで反対の報道を続けてきた。

日本主要メディアはずっと私が言っていることだが、2016年からこの民主党とその提灯持ちメディアの翻訳をして、さもアメリカのことを知っていると主張するテレビご出演の大学教授や元外交官などにそれらのナレイティブをなぞらせていただけだった。

日本人は朝から晩までそのストーリーを見せつけられていた。

ネットなどで自分自身のニュースソースを持たず簡単にメディアに洗脳される人が未だ圧倒的に多いため、何が世界で実際に起きているか理解できない人が大半となる。

その主要メディアの基調が土曜日のトランプ暗殺未遂事件で一気に変化している。トランプはあと一インチ弾丸が中に入っていれば即死だった。耳から出血しながらシークレット・サービスに囲まれ自力で拳を突き上げて叫んでいた。

日本でも愚かにも「あれは自作自演だ」という人間もいるらしい。その人間に自作自演で遠方からライフルで自分の耳を弾丸で撃ち抜いてみたらどうかと聞いてみたいものだ。やってから語れよ。

今まで一番激しくトランプを個人攻撃してきたMSNBCの朝のモーニングショー「グッドモーニング・ジョー」のジョー・スカーボローの番組はこの事件後、急遽MSNBCが一時中断を決めた。いままでトランプをヒトラーに例え、レイプ魔と呼び、偏向報道の限りを尽くしてきた報いがきたかのようだ。

昨日、共和党党大会に出席する前トランプは静かな顔で「もう充分だ Enough」と語った。多くのトランプ支持者ではない人々も同様に思ったのではないか。

私が前述したペンシルベニアで起きた暗殺未遂は狙撃者が数発の弾丸を発射する前にシークレット・サービスが防げなかったことに大きな非難が続いている。同サービスの女性局長は「すべての責任は自分にある」と言っているが、来週から議会で議員たちから厳しい追及を受けることになっている。

ストレートに見ると、ここまで何をやっても支持率の回復ができなかったバイデン民主党だが、この暗殺未遂事件が起きたことで、11月の大統領選挙は大敗の予想がでている。

なぜトランプは副大統領候補としてJ D ヴァンスを選んだのか?


7月16日、2日目の共和党党大会がミルウォーキーで行われている。

現在1番の話題は、トランプにより副大統領に指名されたJ D ヴァンス上院議員のことだ。

私は彼が2022年のオハイオ州上院議員選挙で、民主党の現職で強力な候補者に勝利した時から注目してきた。拙著「『アメリカ』の終わり」で、オハイオ州を取り上げこの地域に住む全米で最も高い貧困率、失業率、生活保護受給率、自殺率で、ドラッグ中毒が多い地域を「忘れられたアメリカ人」として描いた。

オハイオ州ミドルタウン生まれ、現在39歳

海兵隊入隊後、イエール大学院法学部卒業。弁護士、起業家、ベストセラー作家

なぜトランプは11月の大統領選挙本戦前にJ D ヴァンスを選んだのか?

* トランプに比較し39歳という若さ。トランプ第二期が終わる2028年には筆頭大統領候補となるがその時点でまだ43歳。その後トランプ政策を2期8年継続できる。トランプの4年と合わせて12年の政策を継続できる可能性がある。

* オハイオ州はペンシルベニア州、ミシガン州、インディアナ州など錆びれた工場地帯の間にある州。いくつもの激戦州(スウィングステート)を擁するこの地域から米国の製造業回帰、労働者階級の生活改善の強力なメッセージを出せる

* 貧しい生まれから副大統領候補までなったというアメリカン・ドリームの体現者だというアメリカ人の大好きなストーリー

経歴:

オハイオ州はUSスティール始め鉄鋼を中心とする多くの工場のあった街が数多くあった。だが、ブッシュ、クリントンらが工場を賃金の安い中国へ移転し、多くの街は閉鎖された工場と仕事を失った白人労働者階級が残された。この地域はラストベルト(錆びれた地域)と呼ばれる。

そんな街で生まれたヴァンスは両親が子供時代に離婚。母親はドラッグ中毒で、生活保護も受けたことがある。事実上の母にあたる祖母は彼に可能性を見出し激励し続けたことが大きな影響を与えた。

地元の高校を卒業後、海兵隊に入隊しイラク戦争に従軍し受勲。

その後、オハイオ・ステイト・カレッジ卒業後、名門イエール大学法学部を優等で卒業。

・ビジネスキャリア

ヴァンスは、シリコンバレーの投資家の会社に入りハイテク関連の新規事業に投資し業績を上げる

・ベストセラー作家

自分の貧しいオハイオの錆びれた工場の街を描いた「ヒルビリーエレジー」がベストセラー入りし映画化された。

トランプ警護のシークレット・サービスに女性警護官が増えていた訳

私は拙著『「アメリカ」の終わり』で、映画監督で著作家のクリストファー・ルーフォを紹介した。

彼は、今回のトランプ大統領の暗殺未遂を、「現在アメリカのDEI (多様性・公平性・包括性)カルチャーは、シークレット・サービスという大統領を警護する最も重要な仕事も弱体化させている」分析している。

彼の指摘は「なぜ大統領を警護するシークレット・サービスに女性が数多くいたのか?」というシンプルな疑問だ。

私も実は同じように考えていたからだ。

以下、簡単に要約した。

「シークレット・サービスの失態」

FBIは、ドナルド・トランプ前大統領に向けライフルの複数回銃撃を行った容疑者は、トーマス・マシュー・クルックスと特定した。弾丸はトランプの耳に当たりほんの数インチ近ければ即死であった。

この暗殺未遂は米国の歴史的な汚点として長く記憶されるだろう。

すでに数多くのコメントが各界からでており、調査は進み政府は改良を発表している。

しかし、その中で語られていない重要な点がいくつかある。

それは前大統領を警護するシークレット・サービスの何人もが女性だったことだ。

ビデオの記録でも明らかだが、何名もの女性警護官は明らかに十分な仕事ができていなかった。

シーン1

トランプ前大統領は被弾する直前に頭を少し傾けている。これによって頭部への直撃を免れている。

その後、複数のシークレット・サービス警護官たちは大統領を取り囲み、彼らの体で次への銃撃から守る体制をとっている。

一人の女性警護官は勇敢にもステージの上にすぐ飛び乗った。彼女は疑いなく警護官のもっとも重要な自らの体を盾にして警護する人間を守るという基本を行なっていた。だが問題は、この女性警護官はトランプ前大統領よりはるかに背が低かったことだ。彼女は大統領の前で自らの体を盾に防ごうとしているが大統領の頭と首が晒されている状態だった。

シーン2

大統領が狙撃の後、車の中に入る直前に一人の女性警護官は自分の銃を落として自分のホルスターを見つけることができなかった。

別の女性警護官は明らかに混乱していて、自分の両手でサングラスを治していた。3番目の女性警護官は恐怖に怯えているようで呆然としていた。

警護官たちはシークレット・サービスの制服である白シャツと金のピンの付いた黒のブレーザーと防弾チョッキを着用していた。だが、これらの女性警護官たちは明らかに他の男性警護官たちと同じような力強い自信と雰囲気を見せていなかった。

明白な質問は、なぜこれほど多くの女性警護官が配置されていたのかだ。

これは現在他の多くの米国政府機関で同様に起きているDEI(多様性、公平性、包括性)政策によるものだ。

シークレット・サービスの局長を務めるキンバリー・チーテルは2022年バイデン大統領により任命された。

彼女はシークレット・サービスでも”多様性”が最も重要な優先順位であるとし、急速に女性警護官の数を増やすと発表し実行してきた。

これはシークレット・サービスの公式な見解として発表されている。

彼らは”女性警護官の採用を優先させる”ため、女性、LGBT、ネイティブ・アメリカン始め他の少数グループの人を採用する”アファーマティブ・アクション”(人種・性別・少数者優遇)政策をとってきた。

チーテルは、CBSニュースに対して、2030年までに警護官の30%を女性にするというゴールを語っている。

彼女は「我々はなるだけ多様性のある人々、特に女性に我々の職場を解放し大勢の人々に機会を与えたい」と語った。

2021年は初めてシークレット・サービスの訓練校で女性の訓練生の数が男性を上回った。

だが平たく結論から言おう。

大統領の命を守るシークレット・サービスが女性である必要はまるでない。

シークレット・サービスとは数多くの候補者の中から選ばれ、大統領を守るという任務だけを持つ少数のエリートの集団だ。

それに最も相応しい候補者とは、最も体力的に優れ、最も迅速に体を動かせ、最も優れた射撃技術を持つ者が選ばれるものだ。

そしてそれは男性だ。それは否定しようのない現実だ。

これは男性女性の身体的、生物学的違いの事実という点で明らかなことだ。

全てのナイトクラブのオーナーたちは、バウンサー(クラブの入り口に立つ用心棒)は、190センチ、体重100キロの男性の方が、体の小さな女性より警備上有効であることを知っている。

これらオーナーたちは、体のサイズと強さが店の中の争いを収め、喧嘩を抑止できることをよく知っているのだ。

店内で喧嘩が始まった時に、誰が店の店のルールを守らせることができるかを知っている。もし間違った人間をバウンサーとして採用していた場合は店が収益を失うのを知っているのだ。

しかし、なぜアメリカのシークレット・サービスはこの最も基本的な原則を忘れたのか?

なぜならば、これら巨大な官僚機構を支配する者たちは、自分たちは重要な間違いでさえ無視できると傲慢にも考えきたのだ。

大会社のディレクターや特に政府機関のトップの人間たちは空虚な政策を行いDEI税金を国民に支払わせることを躊躇しない。

キンバリー・チーテルはシークレット・サービスのディレクターの前ペプシコの代表を務めていた人間だ。彼女は、現在の環境でどうやったら自分が出世できるかをよく知っている人間だ。つまり”多様性”を声高にうたうことが自分のキャリアに有利になることを知っているのだ。イデオロギーの基準で人の採用を進めることで、採用される人材の価値をおとしても良いと考えているのだ。そして、残りの能力のある男性警護官が核になり仕事をしてくれればそれで良いと考えている。

明白にしておきたいが。

私はなにもDEI政策がペンシルベニア州バトラーで起きた警護の失点だと議論するつもりはない。

この問題の結論を出すには早すぎるし時間がかかるだろう。

しかし、ほんのわずかの差で暗殺者の銃弾はワキにそれた。これはコンマ何分の一秒の違いが大統領の生死を分けたということだ。

身体的強さ、プレッシャーの中で冷静さを保つことは大統領を守ることで最も重要な要素だ。

なぜならば、このたった一瞬の一インチの違いで生死が分けられたからだ。

我々が土曜日に見たのものは”幸運”だった。

それは良い仕事の結果などはまるでない。