昨日の佐藤和夫さん主催の「プーチンとはどんなリーダーなのか?」講演会のまとめを森さんがいつも同様簡潔にして要を得たレポートをしてくださったのでシェアさせていただきます。
(以下、森基さんのレポート)
2023.8.20 日曜
佐藤和夫さんの8月6回目となる今月最後の文京アカデミーでの講演会は、とても素晴らしかった。
今回は二部構成。親しくさせていただいている山中泉さんの『米露関係について』と益田さんの紹介、そして益田祐美子さんの『プーチン大統領はどんな指導者なのか』の講演。
◆山中氏の自己紹介
青森出身で1980年に極真空手に入門するため渡米、イリノイ大学を卒業し、NY野村證券で6年間勤務して独立。『アメリカの崩壊』など出版して注目されている。ファウンテン倶楽部を設立。参政党東北ブロック国政改革委員となり生活拠点をシカゴから東京に移し、仙台、盛岡、青森など東北各地を回っているとのこと。
◉アメリカの動きなどについて
ウクライナはネオコンの被害者、最近は民主党のロバート・ケネディJrが、ロシアウクライナ戦争の内部暴露を次々に発表している。
プーチンは占領する意志はない。ウクライナがNATOに入らなければそれでいい。2014年からずっと警告し続けていた。
経済制裁はまったく効いてないし、アメリカよりも物価も安定している。
日本は何故これほどまでにウクライナに肩入れするのか?それによる国益はあるのか?ロシアの敵国になってしまっている。
この戦争はアメリカの政権が変わらない限り終わらないだろう。
バイデンの失策によりロシアを追い込み中国と組ませる結果となっている。安倍さんは26回もプーチンと会って中国との接近を抑止していた。
日本はアメリカの後追いだから、インフレはこれから酷くなってくる。
◉益田さんの紹介
彼女とは板橋の倫理法人会で知り合った。ロシア関係の映画を3本制作されており、合作映画成功させるために、プーチン大統領と何と3回も直接会って、映画作りの資金まで引き出すことに成功している女性です。と紹介された。
◆第二部◆
『プーチン大統領はどんな指導者なのか』というテーマで益田祐美子さんが講演。
◉映画監督は、学校でいうと校長先生。私がやっているプロデューサーは理事長的な存在で興行の責任を持っている。
◉私には主人が一人いるけど、ロシアウクライナ戦争以来、夫婦の会話がなくなってしまった。何故なら一方的にプーチンが悪いの一点張りだから…
主人は東大卒でNHKの報道局長もやっていたのに、日本のエリートと呼ばれる人たちは、世界情勢をまったく知らない!
管理された世界情報をいくら見聞しても、それはある立場の者によって完全にコントロール下に置かれているってことを知らないといけないのよねー。
◉2004年、イランイラク戦争の時、シーア派の有力者に取り入り『風の絨毯』を制作完成させSonyピクチャーから配信。
映画作りは人間力が勝負!
20本制作してるが、そこそこ黒字になっている。これは家庭の主婦の強み、だって私家計簿つけてますからと笑わせてくれる。
◉プーチンと出会うきっかけ2017年に松山の南海放送の専務から、ラジオドラマでグランプリを獲得した『ソローキンの見た桜』の映像化の相談の電話があったこと。以前南海放送から資金提供受けたことがあり、恩返しもあり、ついうっかり引き受けてしまった。日露合作映画となると相手はロシア、恐ろしいイメージがある、どうしよう?ロシアに多方面で影響のある日本企業は?と調べた結果商社の三井物産だとわかり、ロシアに詳しい人から約ひと月レクチャーを受け一緒に乗り込んで要人と交渉開始した。
ロシア人はプライドが高い。
過去からの文化や経済交流を知ったら、子宮で感じてこれはできると確信したとのこと。
男の人にはこの感じ分からないでしょうね?と最前列の私に向かっていたずらっぽく微笑むのだぁ!(魅力に参っちゃう)
◉プーチンとの出会い
映画はお金をかければ完成するが、公開するのが実は困難。
それを突破するには、どうするか?プーチンに親しい人を徹底的に調べてロシア第一放送局のトップだと分かって、まずそこに食い込んだ。まるで女スパイなようにやっていくといろんなことを話してくれる。
プーチンから勲章を貰ったアレクサンドル・ドモガロフを出演させろとなり、承諾して主演をやることになった訳である。
プーチンは会う前に徹底的に調べる習慣があるので、側近に『ソローキンの見た桜』のDVDを渡して見てもらっていた。
そういう工夫をしたので、初面談もスムーズに進み公開場所や資金提供までOKを勝ち取ることができた。
ロシア人は自己主張が物凄い、でもプーチンは良く人の話を聞いてくれるトップなのだ。
人を待たせたり時間にルーズだという指摘もあるが、彼は会う前に相手のことを徹底的に調べないで会うのは失礼だと考えているだけなのだと解説された。
2019年の日露文化交流の時にプーチンと安倍さんと一緒に試写会を見て、今後も文化交流できると確信。一作目は戦争、捕虜、スパイといったモチーフで暗いから二作目は明るくということで、2021年『ハチとパルマの物語』を制作。プーチンは犬が大好きなのだ。
この映画はロシアとウクライナと日本の出資で完成。
プーチンは文化事業に力を入れている。そしてあらゆることによく勉強している。世界の指導者でこんなにあらゆることに答えることができる指導者はいないだろう。
3回会って分かったこと
①交渉相手は殺さない。
②約束は守るという約束はしない。
③裏切りは許さない。
◉9/1から『ハチとパルマの物語2』が公開される。今度は熊と犬が主人公。
また国内の弘前を舞台にした映画『バカ塗の娘』も同じく公開されます。
◉ゾルゲを尋問する役を演じた山本さんからのミニコメント
敵ながらもゾルゲは、三年間も厳しい取り調べを受けながらも一人も裏切ってはいないことに、信念を持って国のために命をかけている姿に共感。
それがゾルゲに告げる最後の台詞『あなたの生き方は間違っていなかったかも知れない。ただ絞首刑だ』に凝縮されている。
◆会場からの質問◆
常連の山崎さんから、今何故ゾルゲの映画をやるのか?ロシアから見たら英雄かも知れないが、日本から見たらとんでもないスパイではないか?
→経済制裁を受けている中、祖国を守るために愛国心を持って頑張ろうというメッセージをロシア国内には込めているし、日本に対しては、世界的に見てもこれほど愛国心がない国はない。そんな状況で尖閣や台湾などの危機が迫ってきているにも関わらず、国防でさえアメリカ頼りで他人事のようにノー天気な平和ボケしてる中、国を守るために身を捧げた人のことを思い、愛国心について考える契機になればいいと回答された。
◆プーチンとのことをもっと話して貰えないのかと主催の佐藤さんが言われたが、あまりプーチン大統領を持ち上げる発言すれば殺されるかも知れないので、今回の講演では抑えるようにと顧問弁護士などからきつく言われていると説明された。
狂人とか悪魔みたいに言われているプーチン大統領だが、人気があることは間違いない。良い男の選び方からすれば、プーチンは国と国民を守るために必死な良い男ではあるでしょう!
こんなチャーミングな女性が映画制作を成功させるために果敢に挑戦する過程の話に感動!楽しく笑わせながらも、必ず狙った獲物は逃さないわよという女スパイ、女スナイパーのような素敵な方の素晴らしい講演でした。
橋渡しをされた山中さんと主催の佐藤和夫さんに感謝







