病院の看護師バーバラとの会話

家族で長く通うファミリードクターがいる病院がある。

今日は定期検診で病院を訪ねたが、そこに我が家で人気の黒人女性看護師バーバラがいる。

いままではあまりプライベートなことは話ししたことはなかったが、妻や娘たちからいつも彼女の性格の良さを聞いていた。

何気にバーバラが「あなたは年齢より若く見えるわね」と言ったので、アメリカでは特に女性に歳を聞くことは絶対的なタブーであるが、日本では全然そうでないという話題になった。

彼女は、「わたしは54歳だけど、いつも自分の歳を隠したことはないのよ」と答える。

わたしは「あなたはアメリカ人にしたらかなり例外なんじゃないかな」と返答。

彼女は、「最近小学校から教えている教育方針はとても偏っている。女の子が男の子にもなれる、その反対もOK などという教育は気違い沙汰よ。学校教師が小学校1年生から”ジェンダー教育”とやらで、そんなことを教えている。

わたしは黒人に生まれてそれを誇りに思っているけれど、先生がやってきて、「バーバラ、明日からあなたは白人にもアジア人にもなれるのよ」と言っているのと同じことよ、と語りわたしは愕然とした。

バーバラは、敬虔なクリスチャンの家庭に生まれて、伝統的な価値観を大事にしているという。

わたしも多くの黒人生徒に空手を指導し、NPO活動で20年間多くの黒人ミュージシャンを日本に招聘した経験がある。

また一般的に、黒人は白人に比べて熱心なクリスチャンの家庭が多いという現実がある。

彼女は「ブラック・ライブス・マター運動や、LGBTQ 運動にはまったく賛同していない。」と語った。これらの過激な運動は黒人の中でも一部の人間たちの運動だと語った。

一概に、アメリカでは「黒人だから」、「白人だから」、「ユダヤ系だから」という十羽一絡げは絶対に避けなくてはならない。

この狭い日本国内にも右から左、上から下まであらゆる違う意見を持った日本人がいる。

それよりはるかに大きく、世界中から集まってこの合衆国をつくっている人種も民族も言語も文化もちがうアメリカでは特にそれを肝に銘じなくてはならない。

この辺の黒人が置かれているアメリカの現実や貧困、歴代の民主党政権が黒人票を得るために、生活保護を餌付けとしてばら撒いてきた現実は私の『「アメリカ」の終わり』(方丈社)で詳細に書いているのでぜひお読みいただきたい。

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山中泉 – YouTube

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