共和党マッカーシー、下院議長就任への一歩は188対31の支持

(シカゴ発 11月15日オフィス・ファウンテン発信 ファウンテン・メディア・チーム 安達祐子 山中泉)

News Max 11月15日の記事)

共和党のケビン・マッカーシーは、本日共和党内の無記名投票で過半数の支持を得て、下院議長就任への一歩を踏み出した。これから、最終投票までに右派からの反対を鎮めるために数週間の長丁場を戦うことになる。

マッカーシーはこれまで下院共和党を引っ張ってきたリーダーであり、共和党が下院の過半数を取ることになれば、ナンシー・ペロシから下院議長の座を奪取することになる。

「我々はアメリカを変える力を持つことになる」と、マッカーシーは明るい表情でミーティングに臨んだ。

マッカーシーは、共和党右派のマージョリー・テイラー・グリーン(ジョージア州選出)やのジム・ジョーダン(オハイオ州選出)から、大きなな支持を取り付けた。

しかし、共和党の指導者たちは、中間選挙での期待はずれの結果を受けて、議会で激しい反発にさらされている。マッカーシーが約束した共和党の大勝利は、議会を一変させるほどのものではなかった。その結果、下院は過去90年間で最も僅差の多数派となり、マッカーシーに対抗する勢力も大きい。この影響は共和党の他のリーダーや上院にも影響を与え、ミッチ・マコーネルは共和党上院院内総務の座をかけて、ほかの候補者と戦うことになる。

下院議長の正式な投票日は1月の新議会召集時だが、それまでにマッカーシーは、共和党218人の議員すべて支持を取り付けなければならない。

保守派の下院フリーダム・コーカスの前代表であるアンディ・ビッグス(アリゾナ州選出)は、アメリカ人が “新しい方向 “を求めており、マッカーシーに挑戦すると発表した。

「マッカーシーが約束したレッドウェーブ(共和党大勝)は、上院での敗北、下院のぎりぎりの過半数、主要候補の逆転負けという結果になった」とビッグスは声明で述べている。

「マッカーシーは次期下院議長に必要な票を取っておらず、彼が議長になるのが既定路線であってはならない」

共和党員の多くは、前大統領ドナルド・トランプが極右の候補者を何百人も公認し有権者にそっぽを向かれたことが敗因だと非難している。トランプは火曜日の夜遅くにフロリダの「マーラ・ア・ラーゴ」にて2024年の大統領選の出馬を表明すると言われているが、その数時間前に共和党のリーダーを選ぶ投票が非公開でワシントンDCにて行われている。

問われているのはマッカーシーのリーダーシップだけではなく、彼のチーム全体だ。選挙対策委員長であるトム・エマー(ミネソタ州選出)もその中の一人である。今までの慣習では彼は自動的に院内幹事の役職を得るはずだったが、三者が争う投票に持ち込まれる可能性が出てきた。

トランプの最有力支持者として2024年大統領選への立候補を真っ先に支持した、共和党下院3位のエリス・ステファニック(ニューヨーク州選出)は、次期リーダーとして期待の高まるバイロン・ドナルズ(フロリダ州選出)と下院委員長の座を争う。

自らを「トランプを支持し、自由を愛し、命を守り、憲法修正第2条を守る黒人」と称するドナルズは、月曜深夜の非公開フォーラムの後、ステファニックとのレースは接戦になるだろうと述べた。

火曜日の投票は、1月に招集される新議会でマッカーシーが直面している困難の一端を示している。

トランプはマッカーシーを下院議長候補として支持しているが、両者の関係は不安定であり、トランプの支持があってもマッカーシーが必要な218票に達する保証はない。特に、共和党が下院でわずか数議席の過半数での勝利となれば、余裕はない。

実際、トランプ支持者であるマット・ゲッツ(フロリダ州選出)は、マッカーシーには投票しないことを表明している。

今後数週間は、フリーダム・コーカスや一般共和党員との厳しい交渉が続くだろう。マッカーシーは彼らを説得し、来年の投票に向けて必要な支持を集めるしかない。

共和党は陣営を強化するために必死だ。保守的で知られる民主党のヘンリー・クエラー(テキサス州選出)は、共和党に入らないかと持ちかけられたという。

「彼らは、『好きな金額を提示してくれ』と言ってきたので、『私は民主党員だ』と答えた」とレポーターに語った。

フリーダム・コークスの議員は、トランプ大統領を基本的には支持しているが、マッカーシーを支持するのであれば交換条件で要求を出すとみられている。その要求とは、下院の委員会における主要な地位から、法案を形成する役割を担えるという保証など、多岐にわたるものだという。

フリーダム・コークスの議長でトランプ支持であるスコット・ペリー(ペンシルベニア州選出)は、マッカーシーと非公開で会談した後、「これまでのやり方を劇的に変えようとする人なら誰でも支持したい」と述べた。

しかし、一般の議員でさえも、大統領に次ぐ地位である下院議長の人選を見極めようとしている。

スティーブ・ウォマック(アーカンソー州選出)は「慣習にのっとって自動的に投票するつもりはない」と語り、どの下院議長候補に投票するか検討しているという。

「私たちは、大統領権限継承第2位を誰にするか選んでいるのです」

新人議員たちが月曜日のオリエンテーションに到着する一方で、下院の選挙はまだ確定しておらず、誰が議員として投票できるのかも決まっていない。すべてのリーダーは、まず下院の過半数を取ることをクリアしなければならない。

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